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上場するためには管理の充実が必要だということは多くの経営者がご存知のことかもしれません。 実際に、証券取引所や証券会社が開催している上場セミナーでも、この点は強調されます。 ところが、管理の充実はそれほど簡単なことではありません。 何よりコストがかかります。 例えば、予算管理を充実することは基本中の基本ですが、それまで予算がなかったり、予算と月次決算の比較分析がなされていなかったりという場合も少なくありません。 その場合に、誰が予算を策定し、分析の作業を実施するのでしょうか。 理想的には、経営企画部門がこれを担当することになります。 ただ、新興市場への上場を目指す会社の場合は、その規模が小さいこともあり、経営管理部門(特に経理部門)がこれを担当することも多いようです。 しかし、日常業務だけでも忙しいのに、新たな業務として予算管理を担当する余力はありません。 新たな人材を採用する必要がでてきます。 また、会社によっては新たなシステム導入が必要になるケースもあります。 システムを導入し、人材を採用し、管理を充実しなければならないとわかっていても、それらへの支出は収益に直接的には結びつきません。 「管理にコストをかけるのはもったいない」という考え方もあるでしょう。 ところが、このコストをかけないと上場は非常に難しくなるのです。 反対に、このコストを年間数千万円でも捻出する覚悟が経営者様にあれば、上場準備を他社で経験した人材を招聘し、会社の管理面を整備して短期間に上場することが可能になります。 要は、経営者様の覚悟次第といったところでしょうか。 それから、最後にどうしても忘れてはならないのは、管理面を充実させる以上、会社が組織として機能することも必要となります。 経営者様ご自身が全てを決める中小企業からは質的に変化することも同時に必要となるのです。
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