アンビシャスに上場できるのは、高い成長の可能性を有していると認められる会社です。
「成長の可能性」でいいわけですから、決して「成長した実績」を求められるものではありません。
常識的に考えて、売上高と利益が増加してきていることが望ましいわけですが、必ずしも増収増益を達成していなくてもかまいません。
今後の事業計画で成長の可能性を示すことができればいいのです。
また、他にも形式基準と呼ばれるハードルがあります。
上場するときに500株(500単元)以上の公募増資をすることが求められます。
さらに、株主の数が200人以上となる事も必要です。
あまりにも会社の規模が小さいようですとこれらを達成することが難しくなります。
ほかに、財務内容の健全性に関する基準もあり、直前期の損益計算書において営業利益の額がプラス(営業利益の額がプラスで無い場合において、高い収益性が期待できる場合はOK)であること及び上場時において債務超過の状態でないことが求められます。
また、上場時価総額が、純資産の額が1億円以上である企業については3億円以上、純資産の額が1億円に満たない企業については5億円以上であることが必要とされています。
時価総額が5億円以上というと、設立したての会社ですとなかなか達成が難しい数字かもしれませんが、他の市場と比較すると決して高いハードルではありません。
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