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◆会社にとっての上場のメリット
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札幌証券取引所に上場することの最大の、そして本質的なメリットは、資金調達力が増強されることです。
非上場企業は、資金調達といえば銀行からの借入れに頼らざるをえません。
それが、札幌証券取引所に上場することで、市場から直接資金を調達することができます。
増資によって、新しく株主を募り、資本金を増加させることで、自己資本を充実させることが可能です。
上場によって株価が上昇すれば、わずかな議決権を譲り渡すことで、多くの資金を調達できます。
しかも、上場によって自己資本を充実させた会社に対しては、銀行もどんどん融資をしたがります。
自己資本が厚い分、銀行内でも格付けもアップしますので、借りられる金額が増加するだけでなく、金利などの条件面でも会社にとって有利な提示がなされます。
上場の最大のメリットは資金調達にあります。
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◆上場すれば有名企業の仲間入り
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札幌証券取引所に上場することで、会社は一躍有名企業になります。
マスコミが会社を積極的に取り上げ、新製品の発表や業務提携が実施されるたびに新聞等で取り上げられます。
当然、経営者に対するマスコミのインタビューなども増えます。
これらは、取引先の開拓を容易にし、会社の収益面にも貢献します。
さらに、従業員も会社で働くことに誇りを持てるようになります。
社会全体からよせられる上場企業への信頼感は絶大なものがあります。
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◆会社の体質が劇的に変わります
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札幌証券取引所に上場することで、会社は質的に大きく変貌します。
中小企業の一般的なイメージは、オーナー社長がワンマン経営で手腕を振るうといったところではないでしょうか。
上場する際に、この点は改めることが求められます。
会社が組織として機能するように、意思決定は組織的に実施される体制が整備されるのです。
このことは、社長の自由が制限されると考えるむきもありますが、長い目で見たときには、一人の人物に依存しない強固な経営組織を作り上げることにつながります。
「上場コストは、倒産しないためのコスト」と揶揄されることがありますが、それはこういったことを指しているようです。
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